5月31日(日)
兵庫県芦屋市で「第40回全国学童保育指導員学校 西日本大会」が開催され、担当スタッフである山本・市川のほか、学生スタッフの韓(はん)君が参加しました。韓くんは自ら希望して自費での参加でした。素晴らしい熱意です!
さて午前中は、「今、学童保育に求められる生活―集団づくりの視点から―」というテーマで、和歌山大学教育学部の舩越勝先生の全体講義が行われました。印象に残ったいくつかの先生の言葉を紹介します。
・学童保育の強みは「あそび・仲間・ほっとできる空間」であること
・子どもたちは学校でよい子を演じ、家でもよい子を演じ、一番素の状態が学童で出ている
・忙しくて疲れている子どもたちに、子どもらしい生活を取り戻す
他にも、深い子ども理解に大切なポイント、例えば子どもの事実(言葉・行動)を把握すること、行為は注意するが気持ちには共感すること、キレる子どもの背景にはその子を傷つける第3者がいるという見方、などを学びました。
舩越先生の言葉からは、子どもたちへの深い愛情と学童保育への熱い想いがにじみ出ていました。機会があれば、保護者の方にもぜひ聴いていただきたい内容でした。
午後は分科会で、15あるテーマの中から私たちは「高学年と学童保育の生活」を選びました。
奈良の指導員の先生の実践報告をもとに、高学年と指導員との関係づくり、そこから発展する学童保育全体の雰囲気作りや子どもの自治について、グループ討論を交えながら深めていきました。子どもにとって、会議を通して「夢や願いは実現するんだ」という経験、つまり自治は非常に大切とのこと。今まで気づかない視点でした。これから放課後こどもくらぶにどう生かしていくか、参加したスタッフと十分に話し合っていきたいと思います。
さぁ、今回得た学びと気づきをエネルギーに変えて、子どもたちの時間と空間を充実させていくようにガンバリマスよ!