長期休みに小学生の居場所をつくりたい!その思いで始めた「陽だまり発!子どもの居場所づくり」が今年で6年目を迎えました。コンセプトは、小学生が異年齢集団の中で普段の学校生活ではできない体験をする、保護者にとっては預りの場となる、大学生にとっては企画・運営力をつける絶好の機会とする、高校生にとっては将来の進路を見据えながら身近な目標である大学生と交流する、というまさに4者のwin win win win を目指したものです。
いろいろな試行錯誤を経て、ここ数年は午前中は宿題や勉強をする時間、午後は大学生企画による体験活動の時間という形が定着しました。そして、お昼ごはんはボランティアさんが作り、みんなで一緒に食べます。調理ボランティアさんは小学生から見ると「おばあちゃん」世代が多いので、まさに多世代交流の一日となります。
この春休みは3回行い、3つの大学生グループが企画運営に協力してくれました。また、高校生ボランティアは賀茂高校と西条農業高校から4人の女子が2日ずつ来てくれました。大学生は教育、福祉、地域活動に関心のある学生たち、高校生は将来の進路希望が保育や福祉といった子たちでした。
毎回終了後にボランティアの学生と陽だまりスタッフで振り返りの会をし、気づきや反省点などを聞いて次回の工夫と
改善につなげています。今回もたくさんの意見や感想をもらいました。子ども達が満面の笑みでよかったという満足感の他、形に残り作り手の個性が出るものを選ぶとよいという意見、最初に班で関わる時間を持てばよかった、班活動だけでなく全体で何かできる遊びがあればよかったといった意見を聞くことができました。また、低学年は集中力が短いので高学年のパートナーをつけると勉強の時間も上手くいった、という気づきも聞かせてもらいました。これらの貴重な意見を次回以降に活かして、また充実したステキなイベントにしていきたいと思います。
なお、今回も会場は下見福祉会館をお借りし、東広島市教育委員会の後援をいただきました。
3月28日(月) 9:30~15:30
企画運営:広島国際大学真砂ゼミ生
内 容:宿題&ホットケーキとスライムづくり
3月29日(火) 9:30~15:30
企画運営:広島大学OPERATIONつながり
内 容:宿題&ぽよぽよ水と万華鏡づくり
3月30日(水) 9:30~15:30
企画運営:安芸の子KAPPA組(広島大学、安田女子大学)
内 容:宿題&レクリエーションゲームであそぼう