５月２０日（土）・２１日（日）

障がい者や高齢者の移動サービスの運転者を養成する「福祉有償運送運転者講習会」を、２日間にわたり下見福祉会館（西条町）で開催しました。この研修は国土交通大臣の認可を得た団体が開催できますが、広島県内では実施団体が少ないため、今回も福山市、府中市、尾道市、三原市、大崎上島町、呉市など遠方からの参加がたくさんありました。参加者は２４名、うち１名が陽だまりの活動会員でした。

講習会では、まず関係法令や交通安全について講義形式で学び、その後障害や障害の原因となる病気のこと、介護技術などを講義と実技形式でしっかり学びました。

特に実技では、利用者役と介助者役に分かれて行う場面が多くあり、介助される側の気持ちも体験することができました。参加者は、普段車いすに乗ることも、目隠しで歩くこともないので、介助されてみて本当に怖かったようです。手に汗をかいた人もいました(^^)

講習の最後では、実際に福祉車両を使って公道を少し走ります。車いすごと乗る車両、助手席が下りくる車両など６台の福祉車両を使って、利用者役と運転者役の両方を体験しました。

長かった講習の最後は修了証の交付式。参加者はみなさん大変熱心で、最後まで集中力を切らさずに学んでいました。そのためか、修了式の終わりには自然と拍手が沸き起こり、充実した講習ができたのかなと、お世話した私たちも嬉しくなりました。

今回の講習会では、ダスキンヘルスレント東広島ステーション様が車いす１８台を、トヨタカローラ広島（株）東広島店様が福祉車両３台を、無償で貸してくださいました。受講料を安価にできるのも、こうしたご協力があってこそです。改めて感謝申し上げます。

次回開催は１０月を予定しています。

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