9月4日(土)
移動サービスの担い手を養成する「福祉有償運送運転者講習会」を開催しました。
「福祉有償運送」とは障害のある方や高齢者など一人で移動がしにくい方のために、自家用車を使って行う移動サービスで、道路運送法に規定されています。
新型コロナで「緊急事態宣言」が発令されている中、予定していた会場が使えなくなり急遽、場所を変更しての開催となりましたが、今回も県内各地から14名の方が受講されました。前半は「法律・安全運転・障害と病気の知識」などの座学を学びます。
後半は車いすやアイマスクを使って実技を中心とし介助方法を学びました。
全ての講習を終えると、最後は福祉車両を使って実車実技です!
駐車場でまずは操作方法を習得し、実際に公道を走行します。
利用者役はアイマスクをして車いすに乗ります。運転者は利用者役を通して、優しい運転、声掛けの大切さを学びます。
ヘルパーなどの資格のある方は、1日の講習で福祉車両とセダン車の「移動サービス」が出来ますので、これで終了です!
9月5日(日)
2日目はヘルパーなどの資格のない方が、セダン車で「移動サービス」を行うための講習です。
視覚障がい者の手引きの方法や、セダン車への乗降介助を学びました。
以上のような2日間にわたる課程を終えて、晴れて14名の受講者が修了書を手にしました。そして、うち4名が陽だまりの運転者になりました。
コロナ禍の中、受講者のみなさんのご協力もあり、無事全カリキュラムを終えることができて嬉しい限りです。
今回も、トヨタカローラ様から福祉車両2台を、(有)ライフ・フィット様から車いす7台を無償でお借りしました。当法人の講習会が安価で開催できるのも、こうした企業様のご支援あってこそです。本当にありがとうございました。