6月4日(土)5日(日)
移動サービスの担い手を養成する「福祉有償運送運転者講習会」を開催しました。
「福祉有償運送」とは障がい者や高齢者など、一人で移動がしにくい方のために自家用車を使って行う移動サービスで、道路運送法に規定されています。
広島県内でこの講習会を実施している機関が少なく、今回も広島市、呉市、福山市、尾道市、三原市、大崎上島町など県内各地から16名の受講者が集まりました。
その様子を少しご紹介。
午前中は座学で、移動サービス概論や関係法令、安全な運転のための講義。午後からは障害や病気の基礎知識を学びました。
後半は杖や車いすを使い、基本的な介助方法を学びます。利用者、介助者双方にとって安全で楽な方法を二人一組になって繰り返し練習しました。視覚障がい者の手引きの方法もあります。
実技の最終段階は、いよいよ福祉車両を使って実車です!
駐車場でまずは操作方法を習得し、いざ路上へ。
運転者役は、利用者に声掛けに配慮しながら負担の少ない運転をすることが求められます。
以上のような2日間にわたる課程を終えて、晴れて16名の受講者が修了書を手にしました。そして、うち1名が陽だまりの運転者になりました。
今回の講習会も、(有)ライフ・フィット様から車いすを8台、トヨタカローラ様から福祉車両1台を無償で貸していただきました!移動サービスを行う団体は資金が乏しく、受講料の確保もままならない所が数多くあります。おかげさまで今回も受講料を安価に抑えることが出来ました。この場を借りて改めてお礼申し上げます。